看護師が辞めたい瞬間とその理由

ベテランでも辞めたいと思う瞬間、あります。

看護師歴15年以上の私ですが、今でもふと「辞めたいな」と思う瞬間があります。
その最大の理由は……部署異動です。

部署が変われば、診療科も雰囲気も、必要な知識も全部違います。
経験があるとはいえ、異動した直後は“新人”と変わりません。


部署異動=また1からのスタート

内科、精神科、そして小児科。
私はこれまでいくつかの科を経験してきましたが、そのたびにゼロからの学び直し。

まったく新しい科に配属されると、
まるで新人時代に戻ったような気持ちになります。

たとえば、総合内科では複数の診療科の患者さんが混在していて、覚える病気や薬の種類も膨大。
指示を出す医師も複数いて、毎回指示受けが大変でした。

次に異動した精神科では、統合失調症・うつ病・双極性障害・パーソナリティ障害など、身体の病気とは違った知識とコミュニケーション力が求められます。

そして今は小児科。成人とはまったく違う対応が必要で、
お子さんだけでなく、お母様方との信頼関係も大切です。

現在、小児科では、マイコプラズマ、RSウイルス、ヒトメタニューモウイルス、百日咳など、
毎日のように感染症と格闘。

川崎病や虫垂炎の子が入院してくることもあり、
ナースステーションは常にバタバタ、夜勤中はずっと走り回っています。


中堅でも“気を使う”現場のリアル

中堅看護師だからといって、何でもできるわけじゃありません。
むしろ「即戦力」扱いされることがプレッシャーになることもあります。

新しい職場に異動になると、教えてもらうことが多くて指導される側になり時に怒られ凹みます。理不尽なことも多々。辞めたくなる瞬間です。

言い方が強い人っていますよね。一番苦手です。。


50歳になったら、夜勤を辞めたい

今、私は40代半ば。
体力的にも精神的にも、夜勤はかなり堪えます。

実際、不規則な交代制勤務を続ける看護師の平均寿命は短いという話もあります。
だから私は「50歳を迎えたら夜勤を卒業したい」と思っています。

健康を守ることも、娘の成長を見守ることも、私にとっては大切な仕事です。


それでも辞めない理由

正直、しんどいことはたくさんあります。
でも、患者さんからの「ありがとう」の一言や、
子どもが寝る前に見せてくれる笑顔に救われています。

つらいことがあっても、「この仕事を選んでよかった」と思える瞬間があるから。
だから私は、今日もナース服に袖を通します。

が、一番は収入だと思います。夜勤をやっているので生活できている面が大きいです。


最後に:今、悩んでいるあなたへ

「もう無理かも…」「辞めたいな…」
そう感じている看護師さんがいたら、私はこう伝えたいです。

辞めたいって思うのは、頑張ってる証拠。

きっとあなたも、自分の限界を感じるほど頑張ってきたはず。
無理せず、でも自分の気持ちを大事にしながら、今日もひとつひとつ乗り越えていきましょう。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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