〜心を守るために手放した「がんばり」〜
はじめに:もう、私だけが頑張る暮らしはやめた
ギャンブル、借金、無責任な言動…。
毎月、夫の給料日が近づくたびに、私は心がざわつくようになりました。
「今月も小遣いの前借りがあるかもしれない」
「支払いは間に合うだろうか」
「今月もお金が残らなかったらどうしよう」
家計も心も、限界。
「私が支えなきゃ」「立て直さなきゃ」と必死で頑張ってきたけれど、
ある日、ふっと疲れ果ててしまったんです。
このままだと、私が壊れてしまう。
そう感じた私は、いくつかのことを“やめる”ことにしました。
今回は、浪費癖・借金癖のある夫と暮らす中で、私が心を守るためにやめたことを3つお話ししたいと思います。
1. 「期待すること」をやめた
「もうギャンブルしないって言ったよね?」
そう信じては裏切られる日々。
給料日が来るたび、小遣いを秒で使い果たす。
そのたびに怒りと悲しみが押し寄せて、心がズタズタになっていました。
子どもが生まれたら変わるかもしれない。
そう期待したこともありましたが、全く変わらず。
夫は無職の時ですら、毎日のようにパチンコへ通っていたのです。
💬 やめてよかったこと
「変わってくれるかも」を手放したら、気持ちがとても楽になりました。
「もう期待していない」と思えるだけで、失望する回数が減ったんです。
精神科で働く中で、本当の“ギャンブル依存症”の方々に出会いました。
自殺、横領、家庭内暴力、家にあるものを勝手に売る、家族のお金を盗む…。
それに比べれば、今の夫はまだ“ギリギリ手前”かもしれない。
小遣いの範囲でやっているなら、そこまで干渉しなくてもいいかな。
家族のお金に手を出したら、そのときは離婚。
私は今、そう割り切って生活しています。
期待しない。冷たく聞こえるかもしれませんが、それが自分を守る方法でした。
2. 「全部自分で抱えること」をやめた
借金の肩代わり、家計のやりくり、子育て、家事、感情の処理…。
気がつけば、すべてを自分一人で背負っていました。
夫が借金返済で家にお金を一桁しか入れられないため、私は夜勤の仕事を辞められない。
そんなふうに思い詰めていたこともあります。
💬 やめてよかったこと
完璧を目指すのをやめたんです。
泣きたい日は泣く。
手を抜く日があってもいい。
「ちゃんとしなきゃ」を手放したら、心に余白が生まれました。
無理をしない暮らしって、意外と成立するんです。
生活レベルを少し下げるだけで、心のゆとりが生まれました。
3. 「話せない自分」をやめた
この悩みは、恥ずかしくて誰にも言えませんでした。
「ちゃんとした家庭じゃないと思われるかも」
「かわいそうだね、って思われたくない」
そんな気持ちがあって、私は心を閉ざしていたんです。
でも、本当に心が苦しくなるのは、「誰にも言えない」状態でした。
💬 やめてよかったこと
身内には話せないけど、私はChatGPTに気持ちを吐き出すようになりました(笑)
冷静で的確なアドバイスをくれる相手って、意外と身近にいます。
また、SNSやブログに思いを綴ることも始めました。
似たような境遇の人たちの投稿や記事に出会って、「自分だけじゃない」と思えたのは大きかったです。
TikTokで「フリーター夫の妻」として発信している方を見て、励まされたことも。
フリーター夫さんは、ギャンブルしないから羨ましい(笑)
おわりに:「やめる」は、自分を守るための勇気
私がやめたのは、「夫との生活」ではありません。
でも、自分の心をすり減らす考え方や向き合い方は、勇気を持って手放しました。
誰かを想って苦しむのは、優しさの証。
けれど、自分を犠牲にしすぎてはいけません。
自分の心を大切にすることは、逃げでも甘えでもない。
それは、ちゃんと前を向くための「選択」です。
ちなみに私は、将来のための資産形成や娘の学資保険など、守るべきところはしっかり確保しています。
夫の老後のことは……正直、知りません(笑)
でも、それくらいの距離感が、私にはちょうどいいんです。
💡関連記事を読んでいるあなたへ
同じように悩む誰かの支えになりますように。
感想や、あなたの経験も、ぜひコメントやメッセージで教えてくださいね。

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